skoharaの日記

日々のいろいろ

僕たちの終末

僕たちの終末

僕たちの終末

これもちょっと前に読んだので忘れないうちにメモ。
未曾有の危機を前に恒星間宇宙船を(ほぼ現在の技術で)造ってしまおうという話し。もちろん、いろんな既存社会とのしがらみもあって大変。そのあたりは「第六大陸ISBN:415030727X )」を思わせます。技術的な話しもありますが、社会的話しが多いですね。この作者の作品はいつも後味が良くないのですが、今度は私的にはまあ満足。といっても満足しない人も多いかも。果たして恒星間宇宙船は出来たのかどうか・・という話しです。

これを読んで思い出したのはM.P.キュービー.マグダウェルの「アースライズ (ISBN:4488701019 )」。これも恒星間宇宙船を作る話ながら社会的な話しが多いSFです。しかし、アースライズの場合、ファーストコンタクトものというテーマの違いがありますが「僕たちの終末」では描かれなかった「その後」があるのが違いますね。そう思ったら読みたくなって結局「アースライズ」を読んでしまいました。