skoharaの日記

日々のいろいろ

オブジェクト指向講習

今日はオブジェクト指向入門の講師でした。
オブジェクト指向言語を習っていない人たちにオブジェクト指向の概要を教えるのは至難の業です。そこで、面白い仕掛けを用意しました。それはドイツゲームドイツゲームモデリングしてもらうという実習です。

実際、ボードゲームオブジェクト指向の学習に向いています。オブジェクトの抽出は、実際にゲームで使う物が何かを考えれば(考えなくてもゲームの実物を見れば)出来るし、その物がゲームにおいてどのような性質、動きを持つかを考えれば、プロパティとメソッドが分かります。

例えば6ニムト。一通り遊んだ後(^^;、クラスとインスタンスの例でカードというクラスのインスタンスはこの一枚一枚のカードである、という風に見せながら説明します。この実体を見せられるところがボードゲームの強みです。それぞれのインスタンス(カード)で異なるデータ、それがプロパティですよ。という風に説明しました。そうすると書かれている数と牛の首の数(^^;が、カードクラスのプロパティであることが分かります。

今回のアンケート結果では実習で何となく理解できたという意見が目立ち、役に立ったようです。受講者の方、明日からのJava研修がんばってください。