skoharaの日記

日々のいろいろ

プロ野球・ストライキ決定

まず、最初に。私はストライキを支持します。

今回の交渉はいったい何が論点だったのか。最大の論点は球団数です。近鉄オリックスが合併するなら当然球団数は減ります。それでは困る。何が困るかというと選手が解雇されるという問題もありますが、最大の問題はプロ野球全体の縮小感が生まれることです。つまり、「あ、プロ野球って人気がどんどんなくなっていっているスポーツなんだな」というイメージがついてしまう、ということにあります。そうなると、プロ野球選手を目指す子供も減り、ますます人気が無くなり、さらにチーム数が減るという悪循環に陥るわけです。Jリーグは逆に球団数が増えているのだからなおさらです。

それを避けるためには、合併を中止するか、新球団を入れるかしかありません。合併中止は出来ない、ということなら新球団を入れようということで、実際、新球団に名乗りを上げている企業もあるわけですが、オーナー側はそれを拒んでいます。

選手会側の行動はとてもわかりやすく思えます。しかし、オーナー側の行動は不可解です。パリーグは来年5球団になり、交流試合も入れるとセリーグも含めて休む球団が出てくるのに、球団を増やそうとしない。自爆行為に近いです。審査に時間がかかる?今回の当事者、オリックスが1988年10月19日のあの日に突如阪急の買収を発表したとき、オリックスを審査したのでしょうか。したのなら、今回も出来るはずです。あの年には同時にダイエーの南海買収がありました。二球団同時審査も可能なはずです。

つまり、球団を増やしたくない、というのがオーナー側の要求のようです。一見、自爆行為のこの行動はいったいなんなのでしょうか。それはやはり「1リーグ制」ということらしいです。選手会ストライキのお知らせのページ( http://jpbpa.net/jpbpa_f.htm?/news/release/news20040917_1.htm )には今日の交渉で「未だにさらなる球団削減を希望する意思の強い球団が存在する」と書かれています。

これは球団を削減10チームにして1リーグ化を来年は無理でも再来年にもなしとげたい、ということだと思います。そのためには球団数が増えては困る、ということなのでしょう。なぜ1リーグ化したいか、というと巨人戦をしたい、ということなのでしょう。

もはやNPBには将来はないと思っていいでしょう。新リーグ、これしかないと思います。ライブドア楽天シダックス、NOMO、最悪4球団、できれば2球団なんとかいれて、新リーグを作る。そして、その新リーグで球団数を増やしていく。これしか日本プロ野球の未来はないと思います。が、現実には難しいでしょうね・・。