skoharaの日記

日々のいろいろ

エンベディング

エンベディング (未来の文学)

エンベディング (未来の文学)

言語(の形態)が現実認識に影響を与える、といった感じの話し。エンベディング(埋め込み)式話法が人間の理解力を越える、といった話しや、全ての言語は普遍的構造がある、といった話しは面白いですね。ただ、小説としては結構読み続けるのが特に最初はつらいかも(アマゾン編など)。ファーストコンタクトが見えてきた当たりからだいぶ読みやすくなってきます。

解説にも書いてありますが、僕はゼマホア語がファーストコンタクトを呼び起こした、ととらえています。その方が面白いから(^^;。この本の解説はわかりやすくて良かったです(ちょっと批判的なところもありますがそれも良かった)。挫折しそうになったら解説をいったん読むといいかもしれません。

難しそうな話しに見えますが、話自体は難しくなく、普通に読めます。