skoharaの日記

日々のいろいろ

啓示空間

啓示空間 (ハヤカワ文庫SF)

啓示空間 (ハヤカワ文庫SF)

書店のSF文庫の所に行くとものすごく分厚い本が。アレステア・レナルズの「啓示空間」は1000ページ以上の長編。長編好きとしては購入せずにはいられないので即購入。平積みでたくさんあるように見えても2,3冊しかないので要注意(^^;。

内容は・・面白い、これぞSFという感じ。最新のスペースオペラという感じでさまざまなガジェットが登場、サイバーパンク風だけどとても読みやすい。1000ページあってもあっという間です。
本の最初にアニメ絵のキャラ紹介があって「ゲッ」と思いましたが、読み始めたときのイメージを助けるのには一役買ってくれたかな。

小難しいSFが多い中、このようなエンターテイメント系SFはかえって貴重。といってもSFらしさもバリバリ入ってます。謎も多いし、それを解いていく楽しみもある。途中はサスペンス?ミステリー?みたいな感じのところもあるし(解説にはハードボイルド風とありましたね)。ハイペリオンとか好きな人には特にお勧めという感じです。

しかし、なぜ上下巻に分けなかったのか不明。あまりの分厚さに持ちにくいのは確かですね。