skoharaの日記

日々のいろいろ

トリノ五輪、女子フィギュア・荒川静香 金メダル!

本人のコメントじゃないけど未だに信じられません。やってくれました。日本スポーツ史に残る歴史的瞬間。スルツカヤ、コーエンを従え中央に立つ荒川静香。リンクに流れる君が代。涙無しでは見ることが出来ませんでした。

終わってみれば、荒川が金を取れる最高の環境にあったと思えます。SP上位3人のうち、プレッシャーに弱いサーシャ・コーエンが最初に登場、しかもSPトップ。前日練習を休むなど体長も万全ではなかったようです。しかし最初の方でジャンプに失敗しながらよく立て直したと思います。

スルツカヤソルトレイクと同じく最終滑走。いやな感じだったと思います。また、ロシア勢のフィギュア全種目制覇という変なプレッシャーもかかっていました。しかし、途中までは良かったと思います。逆転までは124点。スルツカヤにとっては普通の点数で良かったのです。コンビネーションの回数が少なくなっていたものの、このあと巻き返してくると思いました。そこでまさかの転倒。この瞬間、荒川の金はほぼ決まりました。しかしスルツカヤは今回は金だと思っていただけに残念な気持ちもあります。

荒川静香はミスがほとんどなく素晴らしい滑り。今回の女子フィギュア・フリーはノーミスに近い選手もほとんどいなかった中、さすがでした。いい意味で五輪を楽しみながら滑れたように思えます。点数は出ないのに自身のこだわりで入れたイナバウアー。そのとき、上がった大歓声。そして、3−2−2の連続ジャンプ。このとき、初めて笑顔が出ます。場内は総立ち。おそらく、今後のスポーツシーンで伊藤みどりトリプルアクセルと同じように何度も何度も見ることになるシーンでしょう。