決勝トーナメント一回戦 スペインvsフランス
グループリーグでの出来からいって、スペインが圧勝するのではないかと予想した試合。フランスはとにかく点が取れないし、スペインはフェルナンドトーレスを中心とした攻撃力はすごい。ただ、フランスは負けたらその時点でジダンが引退です。ジダンの現役を少しでも長引かせたいという思いがフランス代表にはあったと思います。
立ち上がりから両チームが攻め合う好試合。スペインがポゼッションは握っていましたがフランスもスペインに負けず積極的に攻めていました。また、フランスの守りは堅くピンチを作らせません。フランスもなかなかやるな、と思ったのですが前半28分にペナルティエリア内で倒したということでスペインPK。特に大ピンチというわけではない場面だったのでフランスはもったいなかったです。これをスペインが決めて先制。
しかし、そこからフランスも反撃に。特にこの試合ではリベリーが効いていました。早いドリブルに加えパスも効果的。そして前半41分にはこのリベリーがうまくラインの裏へ。オフサイドにいつもなっていたアンリに気を取られたDFの裏をつきそのままゴール。前半は同点で後半へ。
後半も前半と同様の展開。しかし、スペインはフランスの守備を相変わらず崩せず。そして後半38分にはジダンのFKからビエラがゴール
。ビエラはグループリーグ最終戦から攻撃に出るようになり、かなり効いています。
その後は猛反撃のスペインとしのぐフランス。しかし、やはり守備をなかなか崩せない中、ロスタイムにやってくれましたジダン!。プジョルをかわし豪快に決めます。まだまだ終わらんよ、というわけでフランスが快勝! 上り調子になってきました。特にジダンの現役を終わらせたくないというモチベーションはとてもいいサッカーを生んでいます。ブラジル戦が楽しみです。