skoharaの日記

日々のいろいろ

U-17 アジア選手権・決勝

水沼などの活躍がニュースで報じられ、気になっていたこの世代のチーム。決勝は放送があったので結果の情報シャットアウトして見ていました。すごい試合になりました。

試合は前半のうちに2失点してしまう最悪の展開。相手の北朝鮮は大きい選手が多く、ほんとに同じ世代か?という感じ。2失点してからは日本もゲームを支配し、攻め込みますが前半は点を取れず。
後半も同じ感じでしたが11分に柿谷がアウトサイドの素晴らしいシュートで1点返すと後半32分にも柿谷がナイスとラップから突進、そしてスルーパス。これを受けた端戸(はなと)が同点弾!。その後は北朝鮮も息を吹き返し、両者譲らず延長に。

延長では日本も疲れが見えていたのですが、代わって入った河野が活躍。水沼とのワンツーから突破し逆転。そして前がかりとなった北朝鮮のDFラインの裏を突き河野が飛び出し落ち着いてゴールし4−2。小野・稲本世代以来となる12年ぶりのU-17アジア制覇となりました。

基本的にこのチームはパスをつないで人を動かすチームなんだな、というのが第一印象。特に目立ったのは水沼ではなく柿谷でした。16歳にしてセレッソとすでにプロ契約をしている彼は技術もあり、強烈なボールも打てる中盤の選手。これはいい素材です。それ以外にも2得点を決めたヴェルディユースの河野、ボランチの岡本など期待を持てる選手が多くいます。

一時期の日本サッカー界は若手が谷間の世代といわれ、実際なかなかいい結果を残せずA代表へも人材を送り込めていませんでしたが、その状態を次第に脱して再びいい時代になろうとしているところなんだな、と実感できる内容でした。この上にはアーセナル入りも噂される伊藤翔、下の世代にはガンバの至宝・宇佐美がいますし、日本のユース界はこれから目が離せない時代に入っていくものと思われます。