skoharaの日記

日々のいろいろ

大聖堂

この本のことは知らなかったのですが、今度ドイツゲームで大聖堂というゲームが出ることになり、その原作と言うことで読んでみました。本の評価はかなりは高いようでしたが話の内容が大聖堂を巡る物語ということで面白いのか?と思っていたのですが・・いやあ、面白かった。一気に読んでしまう面白さでした。

話としては登場人物達の波瀾万丈の人生を描く、という感じですね。1100年代のイングランドが舞台なので中世の雰囲気を味わえます。話の軸はやはり大聖堂建築。これを作りたい者、阻む者、その中で自信の出世を狙う者、没落する者、愛する人を狙う者、陰謀あり、戦争あり、恋愛あり、探索行ありのなんでもありの大河物語です。

とにかくストーリーが読む者を惹きつけます。街の発展する話とも読めるでしょう。ちょっとだけ歴史の勉強にも。なかなか面白さを伝えにくい小説ではありますが、全然難しい話しではなく、エンターテイメントと言っていいでしょう。おすすめです。

ちなみにゲームについての情報は以下に。
http://www.tgiw.info/report/spiel2006-2.html#saulen

大聖堂を建てるゲームで、原作の知識等は不要のようです。これは新作でこれから入ってくるゲームなので楽しみです。原作を知っていると「やっぱり石重要」とか「建築家が〜」とかさらに盛り上がれる、のかもしれません。