skoharaの日記

日々のいろいろ

風の邦、星の渚

風の邦、星の渚―レーズスフェント興亡記

風の邦、星の渚―レーズスフェント興亡記

表紙がこれだし、題名もなんだかよく分からん感じですが、小川一水が街作りものを書いたと言うことで読んでみました。やはりこういうのは面白いですね。

中世のドイツで街を作り発展させていく、という話で、大聖堂の一部のストーリーも同じような感じだったと思います。そういうのが好きな私は文句なく面白いです。最初は小さかった町が発展していくのは感動を覚えますね。一応、SF的な味付けはあるのですが、それは薄めなので単に中世が好きな人も楽しめます。

ハンザ同盟とか戦争とか実際に歴史上起こったものも登場しますので、歴史好きにも楽しめます。ボードゲーム好きとしてはちょうど郵便馬車・北部マップとかぶる地域設定で自由都市を造ろうという話もであるのでいったい自由都市って何?と思った方は参考になると思います。あとゲームの「ハンザ」でやってることの意味が少し分かります(^^;。

それにしても・・結構面白かったのに題名は覚えられない小説です(^^;。