昨日のトリノ五輪・女子カーリング

カーリング・日本女子はイギリスに勝利！　しかも10-5。前回金メダリスト相手に9エンドでギブアップ勝ちです。カナダ戦から良くなってきた日本チームの力が本物であることを証明しました。

日本は序盤から点を重ねます。相手のミスもありましたがそこにつけこんだ大量点が今までは取れなかったところ。しかし第５エンドには３点をとり６−１と大幅リード。これは圧勝だな、と思いました。

ところが、続く第６エンドで日本はセーフティーに相手に１点をやる作戦に出ればいいものの、強気に行きます。しかし、小野寺のショットが自分のストーンもはじき出すミスになり、まさかの３失点。リードは２点差になり、完全にイギリスの流れでした。しかし、このような強気のプレイこそが今までになかったものでした。前日のスウェーデンの強気プレイを見て目覚めたものがあったのでしょうか。この日の日本は常に点を取りに行きます。

それが結実した第９ゲーム。ハウスに着実にストーンを入れ、イギリスのスキップのミスもあり、２点はほぼ確定。安全策で行くなら２点をもらい、そのまま終了でも良かったはず。ハウス内にストーンを入れに行くのは２点が１点、もしくはそれ以下になる危険もありました。しかし、小野寺は果敢に勝負。中央に入ったストーンは自分のストーンにぶつかったものの、かろうじて相手よりも中央に近く、これで２得点が３得点に。５点差をつけられて残り１エンドということで相手のギブアップとなりました。

これで日本の残り試合、イタリア、スイス相手に全勝でプレーオフ、も夢ではなくなったな・・と思ったのですが・・。この日のスイスvsアメリカはスイスの勝利。しかもアメリカ２点リードで最終エンドを迎えながらスイスに３点取られて逆転負け・・。日本の自力でのプレーオフ進出が無くなりました。